夫婦ともにご縁の深い米アリゾナへの渡米歴は10年、数十回と出向き、セドナから数時間離れた広大な森で「ペイソンレムリアンダイヤモンド」と呼ばれる両錐水晶を現地採掘しています。
私達は世界最大の鉱物即売会であるツーソンジェムショーにも行くほどの大の鉱物好きですが、この水晶には特別な思い入れがあります。
冬季期間中で手掘りのみ許されるこの場所へ赴き、夫婦で限られた時間内でひとつずつ丁寧に採掘します。
鉱物としての希少性や美しさもさることながら、優しい輝きとピュアなエナジーが魅力です。
鉄分を含むほんのりとしたピンク色にもおおらかな母性を感じ、森自体にも心地良い懐かしさを覚え、魅了され続けています。
この森では水晶とともに貝の化石も見つかりますが、遙か昔、海の底に沈んだと言われるレムリア大陸を彷彿とさせます。夫婦でここに訪れる度に深いルーツを絆を思い知るのです。
魂のお仕事としてレムリアからのギフトの恩恵に与り、なんて光栄なんだと感謝の気持ちでいっぱいになります。
毎回作品を通して橋渡しをさせていただく度にご縁が広がり、繋がってゆけることが歓びであり、創作へのパッションやモチベーションとなり続けています。
石は人間が選んでいるようで、実は石に選ばれています。
人生も自分でコントロールしているようで、実は大いなる宇宙に導かれているんだろうなと思う今日この頃。
地球で人間は両極エゴも併せ持ち、矛盾や理不尽さに悩み、彷徨いなんとか生きている・・・そんな人間に気づきを与えてくれる長老な石たちは無条件にわたしたちを癒してくれ、忘れてしまった大切な何かを教えてくれます。
ただシンプルに自分自身を感じ、心の声に応えてあげること。
本当の気持ちを隠すことなく、ありのままに生きていいんだということ。
自然の造形美は欠けていてもすべてがありのままで完璧。
人間も同じ。唯一無二が美しい。
この地球を永くじっと見つめてきた石たちの声に、ゆっくり耳を傾けてみてください。