わたしにも光をもたらした「耳のまほう」。

先日シサム工房京都本店さんへの納品が済みまして
現在ディスプレイをしていただいてる最中だと思います^^
週明けにはご覧頂けるようになるはずです。
また改めてトップページと告知記事にてお知らせしますね。

 

さて、今日の記事はわたしにとっても大事なお話。
やっとお話できる機会が来ました。嬉しいです。

昨日伊丹で行われた、埼玉在住の親友の淑美さんと息子さんの
響くんが出演された講演会「耳のまほう」に夫婦で参加してきました。

http://ear33.peatix.com/?lang=ja
(イベントページです)

息子さんの響くんは重度の知的障がいを伴う自閉症で生まれて、
19年間全く言葉も話せず意思疎通も出来ず、
知能年齢推定不能とまで言われていました。

しかし約2年前に指談(ゆびだん)という手法で意思疎通が取れるようになります。

その中で響くんは、自分の想いを少しずつ語りはじめます。
「耳のまほう」をたくさんの人に伝えたい、と。

今回、響くん自らの強い決意と、想いを伝えたいという一心で
講演会の出演を決めて、お母さんと妹さんの支えで
はるばる伊丹まで新幹線で来られました。

この場に立ち会えたことがなんと幸せなことなんだろう!
と思うと同時に、
これまでにない重要な場面の目撃者になってしまったんではないか?!
と思えるくらいの講演会でした。

会場は優しさに包まれていて、愛に溢れた皆さんの一体感。
何度も涙し、夫も珍しく横で号泣していました。
雨の予報だったのが晴れたし、本当に参加できてよかったです。

ここで説明しても絶対に全てを伝えられないし、
その場にいた人にしか感じられないことがたくさんあったので
「耳のまほう」の講演会内容に関しては、今後また
皆さまにも是非参加していただきたいので触れずに、
ここではわたしの想いと、これまでの経緯を載せたいと思います。

淑美さんとは知り合って、もう6年くらいが経ちます。
ご実家が関西なので遠距離ながらやりとりは絶やさず、
機会があれば出来る限りわたしたち夫婦で揃って3人で
お会いしてガッツリ語り合える仲です。
天然石マクラメから繋がって、ネイティブアメリカン繋がりでもあります。

 

実はわたしたち夫婦は1年半前に淑美さんのご自宅を訪ねた時
指談をはじめて半年ほどの響くんと直接指談させていただいてたんです。
わたしたちにも出来ました!

響くんと直接メッセージのやりとりで、色んな気づきと勇気をいただきました。
当時地球や人間に対する絶望感に苛まれていたんですが、
耳のまほうで会話して、励まされて立ち直ることができました。
響くんからの純粋な愛を感じ、安堵感と幸せと嬉しさで号泣しまくりでした。

↑その時書いてもらった響くんの指談メッセージ

 

わたしは響くんと淑美さんやお子さんたちとともに同じ
プレアデスの仲間で、耳のまほうが使えることの嬉しさと
心強さと勇気をもらいました。

でもあの時、帰宅してこの事をBlogに書きたかったけど書けなかったんです。
話すのも極身近な人にしか話せなかった。
当時このことを公に語るには勇気も足りなかったし
それはわたしがすることではなくて、タイミングでもなかったんでしょうね。

 

一年半前の響くんはずっと毛布をかぶって、
落ち着きなくウロウロと不安そうな感じだったのに、
昨日は全く違う表情をしていてビックリしました!
落ち着いて長時間同じ場所に座り続けて、
時に見せる笑顔や拍手にイキイキした明るい表情!!
ホント嬉しかったぁ。。

意思疎通ができることになったことで、安心感も生まれてきてるのかな、と思います。
新幹線に乗ったり映画を見に行ったりと、出来ることも多くなってきているそうです。

人によっては受け入れがたい事実かもしれないし、
あり得ない奇跡のように感じるかもだけど
それは素晴らしい事実、現実であり、特別じゃないことでした。

私たちが勝手に出来ない不可能だと思い込み、
蓋をして来たものが解放されたような。
そんな光景をたくさん目の当たりにした一日でした。

 

目に見えるものや科学的に信じられるもの以外は
否定・排除してきた時代は終わった気がします。

こうして身近なところで少しずつだけど、
波紋のような気づきがこういった使命を持った方々から発信され
素晴らしい世界が広がっていく、その始まりをはっきり感じました。

やっとこの時代が来たんやなぁ。。(とシミジミ)

小さな頃から生きにくく感じて来ていたわたしにとっては、
昔では理解されるわけないという諦めに近い
口には説明できないモヤモヤを持っていました。

やっと、やっとこの時代が来たんだ。
希望の力強い光が見えました。

普通に言語だけでない”感覚”を知ってもらえる機会、
受け容れてもらえる時代がやっときたんだなあって。
自分のことのように感激で胸がいっぱいです。

わたしたちが持っていた「感覚力」を思い出す時が来ました。
「言葉」を使うようになって忘れていただけなんです。

もちろん世の中の人全員が受け容れるのは無理なのかもしれない。
でも、少しでも響くんのような使命のある人たちと共に
わたしにも自分が出来ることで、なるべく役に立ちたい。
そう強く思いました。

響くんにとっても本当の自分の道、使命に向けて力強く歩みはじめた
記念の日だったんじゃないかな、と思います。

そしてわたしにとっても。
心強い想いを受け、これからのやる気やモチベーションに関わる大事な一日になりました。

淑美さん、響くん、奏ちゃん。お疲れさまでした!!
田口ランディさん、牧野順子さん、他出演者スタッフの皆さま
素晴らしい機会をありがとうございました。

 

※ここで載せた写真のネックレスは、淑美さんにプレゼントしたもので
キーポイントの”アリゾナ”、ネイティブアメリカンの記憶に導くような
ペイソンさんとコヨーテの爪ネックレスです※

 

今、この世界の価値観の変容タイミングに立ちあえ、
素晴らしい経験をさせていただけていることに感謝して。

いつもご覧下さりありがとうございます!
スピカ

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